初代箱根高速の顔
小田急箱根高速バスは、1969年から2000年までの小田急電鉄直営時代から一貫して、三菱ふそう製のバスを導入しています。
高速路線では、ハイデッカー大型観光車エアロバスを導入し、2001年4月1日の運行開始から2006年度の新車まで採用されました。(2005年と07年を除く)
そこで今回は、管理人が撮影した2000年代の顔でもあった。同社のニューエアロこと、 MS8系エアロバスを取り上げます。
まずは経堂営業所から
2004年度の新車からエアロバス6481号車です。
払い出しナンバー車ですが、偶然にも「9」が三つ並んでいました。
管理人は、この6481号車を密かに「スリーナイン号」(999号)と呼んでいました(笑)
この車両は昨年1月に退役し、現在は沖縄中央観光が運行する、高速バスやんばる急行8221号車として活躍しています。
2006年度の新車7685号車です。こちらは、エアロバスで唯一導入されたPJ規制車となります。
こちらは昨年5月に退役となりました。
続いて御殿場営業所のニューエアロを紹介します。
2004年に経堂営業所に導入され、2015年秋に御殿場営業所へ転属した6485号車です。
御殿場営業所は2013年8月17日に、当時のインター前案内所を営業所へ格上げされました。
当時、御殿場の車両は2003年度の新車であったニューエアロ7両を、経堂営業所より転籍させて運行していました。
転籍の際に、品川ナンバーから富士山ナンバーへ登録変更を行っています。2003年式エアロバスは、2017年までに新車代替となり全車退役しました。
6485号車は昨年5月下旬に、写真の令和顔エアロエース5191号車の代替となり退役しています。
退役から数日後の、御殿場営業所前お客様駐車場から撮影した6485号車です。
ナンバーが外され廃車回送を静かに待つ姿は、管理人も「今までありがとう」と感謝の気持ちと同時に、どこか寂しい気持ちになりました。
エアロバス6486号車です。
こちらも5485号車と同様、2004年に経堂営業所へ新車導入され、2015年秋に御殿場営業所へ転属してきました。
今年の1月に、東名御殿場インター前バスのりばで撮影した6486号車です。
この時は、本来なら同じ御殿場営業所所属のエアロスター501号車が専属運用する、御殿場インターから箱根小田急山のホテルを結ぶ、箱根山内シャトルバスの代走運用に就いていました。
この写真を撮影してから数日後、6486号車はひっそりと14年半の活躍に幕を下ろしたとのことです。(Twitterフォロワー様談)
6486号車の退役により、小田急箱根高速バスからニューエアロは全廃となりました。
現在はエアロエースが、小田急箱根高速バスの顔として活躍していますが、ニューエアロの想いをしっかりと受け継いでこれからも頑張ってほしいものです。
ありがとう!今まで本当にお疲れ様MS8系エアロバス!
車両データ
6481号車
2004年式KL-MS86MP
品川200か999
バスタ新宿にて撮影
6485号車
2004年式KL-MS86MP
品川200か10-87
↓
富士山240あ64-85
6486号車
2004年式KL-MS86
品川200か11-79
↓
富士山240あ64-86
JR御殿場駅箱根乙女口と東名御殿場バスのりばにて撮影
7685号車
2006年式PJ-MS86JP
品川200か15-40
バスタ新宿にて撮影