新しいディズニーリゾートラインの顔
東京ディズニーリゾートエリアを走るモノレール、舞浜ディズニーリゾートライン。このモノレールは、京成グループに属する鉄道会社です。
今年、開業以来初の新型車両がデビューしました。先日、この新型車両を撮影.乗車してきましたので、ここにまとめたいと思います。
こちらが新型リゾートライナー100形であり、Type Cとの愛称が付いています。1編成につき6両固定となっています。
本来なら5月にデビュー予定でしたが、新型コロナウイルス感染拡大の状況を踏まえ延期となり、2ヶ月遅れの7月3日に正式デビューとなりました。
記念すべき第1編成は、写真のイエローとなります。
こちらが旧型車両となる、10形リゾートライナーであり、Type Xの愛称が付いています。ちなみにCはローマ数字で100、Xは10を意味しています。
Type Cの登場に先駆け、旧型のイエロー第2編成が5月21日をもって引退しています。
ではここで、新旧車両の違いを見ていきます。
外装面は車高に違いがあり、新型の方が旧型より高くなっています。前照灯の形状も変更され、旧型はHIDなのに対し新型はLEDとなっています。
さらに変更点として挙げられるのは以下の通りです。
・カラーリング部の波打ち
・車体の下地色が新型はクリーム色なのに対し新型は白色に変更
・車体下部のグレーが暗いものになっている
座席は、旧型は変形ロングシートなのに対し、新型は通常タイプのロングシートになっています。
最後尾車両から撮影した運転台の様子です。
ATC車内信号機付きの速度計は、旧型は左側に独立して取り付けられているのに対し、新型は右側の液晶モニター内に表示されています。
また、左手ワンハンドル式マスコンレバーの形状も、握りやすい形に改良されています。
そして、車内各扉上部に設置されている案内装置にも大きな変化がありました。
旧型はオレンジ色の文字による横スクロールタイプの物ですが、新型はフルカラーによるLCDタイプとなりました。
また新型には、案内装置の下に流れ星のようなLEDランプが取り付けられていますが、こちらは扉の開閉時に注意喚起を呼びかける物です。
ちなみにType CのLCD画面には、次停車駅案内の他にもこのような表示がされます。
左側は、このモノレール線における全駅の表示となっており、右側は駅間走行中に表示される次駅停車案内です。
そして新旧共に、各車両進行方向左前寄りには、ディズニーカードをPRするディスプレイが設置されています。
写真はありませんが、新型の3号車と4号車にはワイドフリースペースが設置されており、バリアフリーにも特化した車両にもなっています。
また、先頭車両にある展望席も継続されており、車内灯も間接照明式によるLEDに変更されました。
以上が、舞浜ディズニーリゾートラインの新旧車両のまとめとなります。
新型車両100形Type Cは、2024年度末までに全5編成30両導入され順次、旧型車両を置き換えていく予定となっています。
また、これと同時に信号設備等の更新も行われる予定です。
約20年に渡り親しまれてきた、旧型リゾートライナー10形Type Xが退役するのは寂しいものですが、ディズニーリゾートラインの新しい顔となるType Cのこれからの活躍にも期待したいところです。
おまけ
写真は東京ディズニーランドバスターミナルウエストにて撮影
100形Type C第1編成イエロー
10形Type X第1編成ブルー
Type X第3編成パープル
Type X第4編成グリーン
Type X第5編成ピーチ