浦安から守谷へ嫁いだエルガ
ここは、県内で路線バスおよび東京方面などへの高速バスを運行する、関東鉄道が走っています。
つくばエクスプレス守谷駅西口バスのりばで撮影した、関東鉄道守谷営業所のいすゞエルガ9515MRです。
社番4桁の数字の後に付く、アルファベット2文字は、この車両の所属先を表しており守谷営業所は「MoRiya」のMRから取って付けられています。
ちなみに守谷営業所は、2017年12月16日に水海道営業所と取手営業所が、移転.統合する形で新設されました。
さて、この9515MRですが以前は別の事業者で活躍していました。
元東京ベイシティ交通のエルガなのです。
千鳥車庫(本社)に所属し路線車として1057、後に写真の貸切車となり3057として、千葉県浦安市内を中心に、隣町の市川市は南行徳駅まで活躍していました。
なお、元の社番と事業者の判明については、Twitterにおけるフォロワー様より情報をいただきました。
※1057時代の写真は撮影していなかったのでありません。
昨年ベイシティ交通での活躍を終え、同じ京成グループの事業者の関東鉄道へ譲渡と言ったとこでしょうか。
とはいえ、第二の人生を歩み始めた1057.3057改め9515MR。
これからの活躍に期待したいところです。
車両データ
9515MR(守谷営業所)
2006年式PJ-LV234N1
つくば200か10-02
1057→3057
乗合→貸切
習志野200か615
台風災害から復活した登山電車
小田原駅から強羅駅を結ぶ箱根登山電車、皆さんも箱根旅行などで乗車した経験があるかと思います。
ですが、昨年10月の台風19号により箱根湯本駅から強羅駅間において土砂崩れなどの甚大な被害が発生し、運休せざるを得なくなってしまいました。
ですが、箱根登山鉄道を始めとした関係者の方々の懸命な復旧作業により、先月23日に約9ヶ月ぶりに全線運転再開となりました。
今月14日に、久しぶりにこの路線にて撮影と乗車をしました。写真と共に紹介します。
大平台駅にて対向列車待ち合わせ中に撮影
強羅駅から乗車した、1000形ベルニナ号の1003編成です。1981年3月17日にデビューし、当時の塗装を復刻しています。
ちなみに愛称のベルニナは、1979年6月1日より姉妹鉄道提携を結んでいる、スイスのレーティッシュ鉄道ベルニナ線にちなんだものです。
車両と車両の間はこのようになっており、緊急時以外は通り抜けができないようになっています。
小涌谷駅と宮ノ下駅の間で撮影した写真です。この区間は、昨年の台風災害で一番被害が大きかった箇所でもあります。
線路脇の斜面に、落石防止の壁が新しく設置されましたが、現在も復旧工事が行われていました。
そのため、この工事区間は徐行運転て通過となっています。
こちらは、箱根湯本から強羅へ向かう際に撮影した、同区間の様子です。
大平台駅と宮ノ下駅の間にある、上大平台信号場に停車中の1枚です。
登山電車は、箱根の険しい山を登っていくため、出山信号場.大平台駅.上大平台信号場の3ヶ所で、列車の進行方向を変えるスイッチバックを行います。
このスイッチバックは、箱根登山電車の名物でもあります。なお、出山信号場と上大平台信号場では乗客の乗り降りはできません。
塔ノ沢駅と出山信号場の間にある出山の鉄橋こと、早川橋梁を渡る所を撮影しました。
端の向こう側に見える遊歩道の吊り橋は、この路線の撮影スポットとしても有名です。
さて、ここからは箱根登山電車の仲間たちを紹介します。
強羅駅付近にて撮影
登山電車が開業した1919年から、約100年に渡り走り続ける大ベテランのモハ1形です。登場時の形式名はチキ1形であり、1952年の修繕工事により現在のモハ1形となりました。現在は104号と106号が在籍しています。
撮影時は、中間にモハ2形108号を連結した3両フル編成で運用していました。
なおこの車両は、登山電車で唯一冷房装置が付いていません。そのため夏の時期は、すべての窓を開放して運行されます。
大平台駅にて撮影
先ほど紹介した1000形ベルニナ号のトップナンバーである1001編成です。
実はこの1000形、デビュー当時は2両編成かつ非冷房車でした。2004年に冷房改造が行われて、同時に中間車を組み込んで3両編成となりました。
塔ノ沢駅で撮影
1989年3月18日にデビューした、2000系サンモリッツ号です。この形式より、冷房装置が採用されました。
サンモリッツの由来は、レーティッシュ鉄道沿線の観光スポットから名付けられています。
2両編成の車両ですが、写真のは1997年に増備された3両編成の仕様です。
こちらの第3編成は、2009年3月14日より姉妹鉄道提携を結ぶ、レーティッシュ鉄道の看板列車である氷河急行と同じ塗装デザインに変更されました。
強羅駅付近にて撮影
2014年11月1日にデビューした3000形アレグラ号です。アレグラの由来は、スイスで使用されているロマンシュ語の挨拶からとなっています。
1両編成の2本在籍しており、この2本を連結した2両編成または、2000系の2両編成と連結した3両編成で運行されます。
写真はありませんが、2017年5月15日にデビューした2両編成版の3100形もあります。
以上が、箱根登山電車の乗車リポートと車両紹介となります。
新型コロナウイルス感染対策および、熱中症対策を万全にして、夏の箱根路の旅でぜひ乗車してみるのをオススメします。
※写真はすべて8月14日に撮影
Newリゾートクルーザー
以前、このブログでも取り上げた東京ディズニーリゾートエリアの乗り物の一つである、ディズニーリゾートクルーザー。
今月7日より、ディズニーアンバサダーホテル無料シャトル向けに、新型車両が3台登場しました。
今月28日に、東京ディズニーランドバスターミナルにて、全車を撮影してきましたので紹介します。
まず1台目は、三菱ふそうエアロスター1928号車です。リゾートクルーザーは、アメリカン風スタイルの車体が特徴ですが、市販そのままの姿で登場しました。
中扉も通常の路線バスと同様、引き戸タイプを採用し、リアテールランプもLEDとなっています。
社番の1928は、ミッキーマウスが映画デビュー作である、蒸気船ウィリーが公開された1928年にちなんだものです。
2台目は、同じくエアロスター1118号車です。1118は、ミッキーマウスの誕生日にちなんでいます。
こちらは、今年2月に東京ディズニーシーバスターミナルで撮影した初代1118号車です。ベース車は日野メルファであり、東京特殊車体工業の手によって改造されました。
2代目1118の登場により、初代は退役となっています。
3台目は、やはり同じエアロスターによる707号車です。
こちらは、ディズニーアンバサダーホテルが開業した、2000年7月7日にちなんだものとなっています。
横から見るとこのようになっています。
今年の2月に、東京ディズニーランドバスターミナルで撮影した初代707号車です。
初代707号車は、日野レインボーHRがベースであり初代1118号車と同様、東京特殊車体工業によって改造されました。
こちらも、2代目の登場により退役となっています。
型式は、全車が2020年式2PG-MP35FPとなり、AT車となっています。
所有と運行は、京成トランジットバス千鳥営業所が担当しています。
ネット上では、イメージとは全く違うと言った声も上がっているようですが、コスト削減の面からこの仕様での導入となったのかもしれません。
ですが、将来的には新たなディズニーリゾートクルーザーの顔となるのを期待したいところです。
※撮影に際しては、新型コロナウィルス対策を万全にしたうえで行いました。
車両データ
1928
習志野230う19-28
1118
習志野230え11-18
707
習志野230か707
エヴァンゲリオンのシャトルバス
以前このブログにて、小田急箱根高速バスに人気アニメ新世紀エヴァンゲリオンのラッピングバスを紹介しましたが、これとはまた別にラッピング車が登場しました。
それはこちら
小田急グループのタクシー会社である、箱根登山ハイヤー御殿場営業所の三菱ふそうエアロスター580号車です。
JR御殿場駅箱根乙女口から、東名御殿場インターを経由し、御殿場プレミアムアウトレットを結ぶ無料シャトルバスであります。
標準尺によるワンステップ車となっています。3台運行しており、そのうちの1号車を紹介します。
公式側はエヴァンゲリオン初号機が描かれており、中扉の後ろ寄りにはこの作品の名シーンの写真があります。
非公式側には、モビルスーツに身を包んだ綾波レイを初めとした主要キャラクターのイラストが描かれており、こちらの車体後部にも名シーンの写真があります。
車体後部はこのようになっています。
ちなみに580号車の元の姿はこちら
昨年6月の御殿場プレミアムアウトレットバスターミナルで撮影しました。
2号車と3号車はまた後日、撮影できたら紹介したいと思います。
さて、なぜこの痛車ならぬ痛バスが誕生したのか?皆さん分かりますか?
御殿場プレミアムアウトレットは、2000年7月13日に、小田急御殿場ファミリーランドという遊園地の跡地に開業しました。
今月13日に、御殿場プレミアムアウトレットが開業20周年を迎え、これを記念してのコラボイベントの一環として運行開始したのです。
このイベントは9月30日まで開催されます。エヴァファンの皆さん、この機会に御殿場プレミアムアウトレットへ来てみてはいかがでしょうか?
来訪の際はコロナ対策を忘れずに!また撮影の際は、マナーを守って楽しみましょう!
イベントの詳細はこちらからhttps://www.premiumoutlets.co.jp/gotemba/sp/hillside/evangelion/
車両データ
型式年式不明
沼津200は580
写真は、4枚目以外すべてJR御殿場駅箱根乙女口で撮影
異端児のポンチョ
今回も東京ベイシティ交通がテーマです。
いすゞ車大国でもある東京ベイシティ交通ですが、先月このブログでも紹介した浦安市のコミュニティバス「おさんぽバス」には、専用車として日野ポンチョが採用されています。
しかし、これとは別に路線用としてポンチョも導入されています。
今回はそのポンチョを取り上げます。
※4枚目は千鳥車庫訪問時に許可を得て撮影
1305号車から1308号車です。
おさんぽバス専用車と同様、2枚扉のロングボディ車を採用しています。
東京ベイシティ交通における路線用のポンチョは、2008年に1303号車から1308号車の、計6台新車導入されました。
見ての通り、水色ボディにピンク系色のブロック柄の模様が、車体前面と横裾に描かれています。
この塗装はポンチョ専用であり、それ以外の車両には採用されていません。
また、導入当初は払い出しナンバーを採用していましたが、1308号車を除き全車が社番に合わせた希望ナンバーに変更されました。
型式は2008年式BDG-HX6JLAEとなります。
そんな青ポンチョですが…
同じく専用塗装を纏っていた1303号車と1304号車は、2018年頃に行われた車体更生で、通常塗装に姿を変えました。
この2台もやはり払い出しナンバーでしたが、社番と同じ希望ナンバーに変更されています。
1303号車と1304号車の青塗装時代の写真は記録してませんでした。ごめんなさい。
話を戻してさらに…
2017年に1309号車、今年2月に1310号車が通常塗装で新車導入されました。
1309号車はSDG-HX9JLBE
1310号車は2DG-HX9JLCEとなります。また、2台ともAT車となっています。
ナンバーも、新車登録時から希望ナンバーを採用しています。
青ポンチョのうち1308号車は今年の春に退役し、1305号車と1307号車は先日Twitter上にて、ちばレインボーバスへ移籍したとの情報がありました。
ちなみに、ちばレインボーバスは千葉県北西部の印西市と白井市エリアに路線バスを運行する、東京ベイシティ交通と同じ京成グループのバス会社です。
題名にもある通り、いすゞ車の多い中で異端児な存在のポンチョですが、共に切磋琢磨をして浦安市民の通勤通学の支えとして頑張ってほしいものです。
車両データ
1303
習志野200か10-19
↓
習志野230い13-03
1304
習志野200か10-20
↓
習志野230い13-04
1305
習志野200か10-21
↓
習志野230あ13-05
1306
習志野200か10-22
↓
習志野230あ13-06
1307
習志野200か10-23
↓
習志野230あ13-07
1308
習志野200か855
1309
習志野230あ13-09
1310
習志野230あ13-10
撮影場所
1303:JR舞浜駅南口バスターミナル
1308:千鳥車庫
それ以外は全てJR新浦安駅南口バスターミナルで撮影
2020年上半期の撮影活動まとめ
早いもので今年も半分が終了しました。そこで今回は、今年1月から6月までの2020年上半期総集編です。
最初に1月は
東京駅山手線内回り4番ホームにて撮影
2002年4月21日より、JR山手線の新型車両としてデビューしたE231系500番台。
2015年より中央総武緩行線へ転属が開始され、最後まで残ったトウ506編成が1月10日より、外回り寄り1号車と内回り寄り11号車に、絵柄違いの送別記念ヘッドマークが取り付けられ、1月23日をもって17年と9ヶ月に渡る長き運用を終えました。
所属先も、東京総合車両センターから三鷹車両センターへ移籍し、トウ506編成はミツA506編成として活躍しています。
実は昨年10月に同じく東京駅にて、トウ505編成(現:ミツA505)を撮影していました。
E231系500番台の後継車両であるE235系トウ31編成
東京駅4番ホームにて撮影
1月中旬に、東京ベイシティ交通千鳥車庫へ訪問し、同社の路線車や高速乗合車を撮影させて頂きました。
代表して、いすゞエルガ1122とガーラ5117を
※撮影と掲載は許可を頂いております
1月下旬には、静岡県御殿場小山消防本部御殿場消防署へ訪問し、同署の車両を撮影させて頂きました。
写真は救助工作車の日野レンジャー御殿場救助1
高規格救急車のトヨタ・ハイメディック御殿場救急2
※こちらも撮影と掲載は許可を頂いております。
2月下旬に、山梨県富士河口湖町にある富士急バス河口湖営業所へ訪問させて頂き、主に路線車と中央道高速バス専用車を撮影しました。
代表して日野ブルーリボンF1453と、いすゞガーラF3802を。
※こちらも撮影と掲載は許可済みです
3月中旬に、再び東京ベイシティ交通千鳥車庫へ訪問させて頂きました。
ここでは、管理人の推しの車両であるオリエンタルランド交通復刻塗装を纏う、いすゞエルガ1003の撮影ができました。
※こちらも許可を得て撮影しています。
また、JR京葉線の有名な撮影スポットの一つでもある舞浜駅にて、京葉車両センターに所属する209系500番台を撮影。
武蔵野線用M82編成と、京葉線で唯一運用しているケヨ34編成を記録しました。
新型コロナウィルス感染拡大の影響による、緊急事態宣言発令および県外への移動自粛要請に伴い、4月と5月は撮影を自粛しました。
緊急事態宣言が解除となり、6月19日に緊急事態宣言と県外への移動自粛要請が解除され、先月24日にマスク着用のうえ、対策を万全に撮影活動を再開し、久しぶりに浦安市へ。
JR新浦安駅南口バスターミナルにて、東京ベイシティ交通の新車であり、初の白色LED式行先表示器を採用した、いすゞエルガ1032を撮影したのが一番の収穫でした。
また、オリエンタルランド交通復刻塗装車のいすゞエルガ1002や、浦安市のコミュニティバス「おさんぽバス」専用車の日野ポンチョ2332も撮影。
他にも、新浦安駅南口バスターミナルへ乗り入れる京成バス江戸川営業所と、京成トランジットバス塩浜営業所のいすゞエルガも撮影しました。
舞浜駅では、京葉線のE233系5000番台ケヨ516編成と、武蔵野線E231系0番台MU33を撮影。
こちらも京葉車両センターに所属しています。
以上が2020年上半期分の撮りバスおよび撮り鉄のまとめです。
今年は、やはり新型コロナの影響により普段とは違う生活様式の変化などに戸惑う事もありました。
下半期もおそらく、普段より撮影はできなくなるかと思いますが、対策を万全に油断する事なく、ほどほどに撮影を楽しみたいと思います。
それでは下半期もご愛顧のほど宜しくお願いします。
最後に、東京ベイシティ交通.富士急バス河口湖営業所そして御殿場消防署の皆様、お忙しい中撮影許可を頂きまして本当にありがとうございました。
改めてこの場を借りてお礼を申し上げます。
初の白色LED車
久しぶりの更新は東京ベイシティ交通を。
新型コロナウィルス感染拡大による緊急事態宣言および、今月19日金曜日に県をまたぐ移動制限が解除されたため、マスク着用のもと万全な感染対策をしたうえで今週24日水曜日、久しぶりに新浦安駅南口へ。
するとそこへ
東京ベイシティ交通千鳥車庫へ、新車のいすゞエルガ1032号車が導入されていました!
しかも今月に納車され、運用開始したばかりであるとのこと。そして、東京ベイシティ交通では初となる白色LED式行先表示器を搭載しています。
また、ドライバー異常時対応システム(EDSS)も標準装備されています。
ちなみに昨年末に納車され、今年の1月より運用している1031号車は、従来のオレンジ色LED式行先表示器を搭載しています。
ではここで、1031と1032を見比べてみましょう。
見やすくなったのが一目瞭然ですね。
Twitterのフォロワーさんからの情報によれば、もう一台1033号車も納車され、既に運行開始しているとのこと。
そして月日は流れ11月下旬、再び新浦安駅南口バスターミナルへ向かいました。
こちらが1033です。1032と同仕様となっています。
今後は予想ですが、路線車については白色LED式の行先表示器が採用されるかもしれません。
そちらも楽しみに待ちたいものです。
車両データ
1032
2020年式2PG-LV290Q3
6速AT
習志野230う10-32
1033
型式は1032と同じ
習志野230い10-32
写真はすべてJR新浦安駅南口バスターミナルにて撮影